前回までに続き、現地の歯医者に行ってきたお話・第3話です。
前回までの記事はこちら
今回は、初めて現地の歯医者(ローカルデンタルクリニックと専門治療するクリニックの両方)に行ってきたお話です。海外移住されている方はご存知かと思いますが、海外では歯医者の治療費は保険適用外になることがほとんどです。シンガポー[…]
前回に続き、現地の歯医者に行ってきたお話・第2話です。前回の記事はこちら↓https://tatsuonoshosai.com/dentalclinic01/近所のデンタルクリニックで診察を受け、奥歯の神経が1個死んで[…]
今回は、Root Canal Treatment(根幹治療)のために削られてぽっかり穴の開いた歯に、土台を作って、そのうえにかぶせものをしたというお話です。
穴の開いた歯に土台(つめもの)を入れる
Root Canal Treatment(根幹治療) から2週間が経過し、再度ノベナの『THE ENDODONTIC OFFICE』さんに行って経過観察をしてもらいました。
治療後の経過は良好のようで、そのまま歯の土台作りをしてもらえることに。
Root Canal Treatment(根幹治療) では、虫歯になってダメになった神経を抜くために、歯にでっかい穴をあけて治療します。治療後は、その穴を埋めて歯の土台を作るらしいです。そのうえに銀歯などのかぶせものをして、すべての治療が完了らしい。
土台作りは30分くらいで終了し、「土台だけだと歯がすぐにダメになるから、なるべく早くローカルのデンタルクリニックでCrown(かぶせもの)を作ってね」という説明と、「すぐにごはん食べていいけど麻酔が効いてるから、”Do not bite yourself!!”(口の中噛まないように気をつけてね)」という前回と同じドクタージョークを聞いてお会計へ。
お会計は、前回の説明で聞いていたとおり、$300+GSTでした。
治療した歯を守るCrown(銀歯などのかぶせもの)を作る
早速かぶせものを作るために、最初に行ったデンタルクリニックに電話で予約。
もう歯医者の予約なら電話でも慣れましたよ。他の電話はまだ無理。
予約当日、歩いてクリニックに。
ノベナのキレイででっかいビルとは違って、普通のHDBの1階のクリニックに着いたとき、妙な懐かしさと安心感を感じました。俺には都会よりも下町が合ってるぜ感ですね。
前回と同じドクターに「Crownよろしく!」と頼むと、「セラミックとシルバー(銀歯)とゴールド(金歯)どれにする?」と聞かれました。
確かに、一番最初に説明受けたときに、根幹治療のあとはセラミックかシルバーでかぶせものするって言ってたね。
ここで、またもセラミックとシルバーとゴールドの詳しい説明をしてくれました。
セラミックは、見た目が自然の歯に近いから、他の人から見たときに違和感がない。ただし、強度は一番低い(弱い)とのこと。値段はシルバーよりやや高い。
シルバーは、セラミックより強度が高く、長く使える上に一番安い。ただ、見た目で治療跡とわかるのと、ちょうど今回治療した真上の歯がすでにシルバー(銀歯)になっていて、かみ合わせによっては、金属がこすれて気持ち悪いかもよと言われました。
最後にゴールド。これが一番頑丈で、見た目もゴージャスだけど、いっちゃん高い。あと、見た目がゴージャスだけど、ちょっと老けて見えるかもよとのこと。確かに金歯は金持ちのおじいちゃんのイメージ。
見た目はセラミックがいいかなと思ったけど、金額と丈夫さを考慮してシルバーでお願いすることに。
この日は、型をとって、仮のかぶせものをしてもらい終了。シルバーのCrownは10日くらいでできるとのこと。
10日後の予約を取って、お会計して帰りました。
Crown代もまとめて先払いにしてもらうことに。$900から謎の$50割引されて、$850でした。
アクシデント発生!
Crown完成予定の少し前に、仮のかぶせものが外れてしまうアクシデント発生!
あと3日くらい大丈夫かなーと思いながら、高いお金出して治療しているのに、これで悪くなったら嫌だなと思い、クリニックに電話。
「もう1回仮のかぶせものをつけるから、今日この後来れる?」と聞かれ、特に用事もなかったので、午後から行くことに。(本当は仕事だったけど、在宅勤務でわりと自由が利いたので助かった。)
クリニックに着くと、ちょうどシルバーのCrownが完成して届いたから今日着けちゃうよとなりました。ラッキー♪
完治後にクリーニングを勧められるのは日本でもシンガポールでも同じ
早速シルバーのCrownをつけてもらい、かみ合わせのチェックをして問題なかったので、これにて治療完了!
前回Crown代も支払っていたので、この日はお会計なし。
治療はこれで終わりだけど、歯が汚いから、来週クリーニングにおいでとのこと。
日本でも歯医者の治療を受けると、必ずクリーニングを勧められるのは、歯医者さんの営業的なものなのか、俺の歯が常に汚いのか。多分汚いのだろう。歯医者さんはそんな金儲けのために余計なことはしないだろう。きっとそうだ。
ドクターが言うには、コーヒーのステイン?がめちゃめちゃ付いてるらしい。
せっかくなので、翌週クリーニングもしてもらいました。(レシートなくしましたが、確か$30くらいだったと思います。)
シンガポールの歯医者さんで治療してみて感じたこと
全部の治療を合計して約$2,400。一番最初の説明で$2,500と聞いていたので覚悟はしていたけど、なかなか痛い出費でしたね。
あらためて日本の医療保険制度と歯磨きの大切さを感じました。
歯医者に行く必要がないのが一番ですが、シンガポールで歯医者に行くなら、ローカルのクリニックもいいと思いました。あくまで個人の感想なのと、クリニックによっては状況が違うかもですが。
すくなとも、私が行った『Glee! Dental Surgery』さんは、説明も丁寧で、料金も10割負担と考えると良心的な設定だと思います。
根幹治療をしてもらった『THE ENDODONTIC OFFICE』さんに至っては、専門医なだけあって、日本で普段行ってた歯医者さんよりもしっかりしている印象でした。料金はもしかしたらシンガポールの日系と変わらないのかな?(日系よりも高かったらくやしいので、あえて見ないようにしてます。)
シンガポールや海外で歯医者さんに行くことを検討されている方の参考になれば幸いです。