『第34回チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン』100km完走できたー

2024年4月21日（日）に開催された第34回チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン（4湖100kmの部）に参加しました！
40からランニングを始めて、約2年で初めてのウルトラマラソン参加でしたが、無事に完走することができました！
需要があるかわかりませんが、自分自身の思い出の記録と共に、今後チャレンジ富士五湖やその他のウルトラマラソンを走ってみたいなと考えている方に、どれくらいの走力の人が完走できたのか参考になればと思い、記事にまとめました。

運動経験とチャレンジ富士五湖参加当時の走力

どれくらいの走力でチャレンジして完走できたのか、参考までに参加当時（2024年4月21日時点）の記録を紹介します。

• 陸上競技は未経験。
• 中学高校はバスケットボール部。
• 大学から20代30代は重量挙げ系の筋トレばっかりやっていて、なるべく体重を増やしたいという思いから走ること極力避けていました。

40歳を機に「人生で1度くらいはフルマラソンに走ってみよう」という思いから横浜マラソンにエントリーしたことがきっかけでランニングを開始。それ以来、ランニングの楽しさにハマって約2年後ウルトラマラソン初挑戦という感じです。

これまでのフルマラソンの記録

出走時の自己ベスト

直近の練習状況

チャレンジ富士五湖までの半年間の月間走行距離はこんな感じでした。

わりと仕事が忙しくて平日になかなか走れる時間が取れず、週末にまとめて走るようにしていました。
とはいえ、初めてのウルトラマラソンで、週末の練習だけでは不安だったので、通勤・帰宅時に電車を1駅手前で降りて、片道2km往復4kmを汗をかかない程度のスピードで小走りするようにしていました。
ただ、これも毎日ではなくできる日だけやるといった感じでした。
たまに在宅勤務ができるときには、仕事前に走ることもありましたが、週に1回6km～8kmを走るくらいでした。

長い距離を走る練習としては、「ウルトラマラソン＝フルマラソンより長い距離」ということで、遠くに電車ででかけて自宅まで走って帰るという練習を2月に2回実施しました。
1回目は47.5km、2回目は53.2km、途中歩きを入れたりコンビニで補給したりと、マラニックのような感じで、平均すると8分/kmを超えるくらいのゆったりしたペースで走りました。

フルマラソンだと毎回30km前後で脚が攣ったり、内臓の不調が発生していましたが、途中に歩きを入れたりコンビニ休憩をいれたりして。8分/kmくらいのペースであれば、30kmどころか42km以降も走り続けられることがわかり、脚を作る練習＋フルマラソン以上の距離を走れるという自信がつきました。

直前の3月～4月上旬にかけては、新横浜鶴見川マラソンを含めて、5週間連続で週末に30km以上の距離を走りました。特に3月後半に35km走を2週続けてやったときは、2回ともそこそこアップダウンのあるコースで、途中おにぎりを食べたり、上り坂で歩きを入れたりしながらも4時間くらいで35kmを走れたので、これが自信にもなり、当日のペース配分の目安にもなりました。

ペース配分等を確認するために用意したのがこちら↓

前日の移動と現地到着後の過ごし方

会場までの移動は、公式サイトでも紹介されていた富士急トラベル株式会社さんが提供されていたツアーに申し込みをして、ホテルとバスを予約していました。

14時30分に新宿駅近くから出発するバスだったので、14時15分くらいに乗り場に行きましたが、バスは数本運行されていたようで、時間前でも満席になったバスからすでに出発していました。

富士急ハイランド近くの駐車場（公園？）で、いったんバスから降りて、各ホテルに向かうバスに乗り換えてホテルまで送ってもらいました。

ホテルから大会会場の富士北麓公園までは1kmちょいくらいだったので、ホテルについてチェックインしたあとに運動がてら会場まで行ってみました。

前日の参加賞引き換えはすでに終わっていましたが、会場の雰囲気や更衣室の場所を事前に下見できたので、当日迷わずスムーズに着替えや整列まで行けたのがよかったです。

なにより、富士北麓公園に着いたときは「ついに来たか～」という思いと、近くに見える富士山に感動してテンションがあがりました。

また、富士北麓公園からホテルに帰る途中、野生のシカ（カモシカ？）を見ることができました。おそらく私のことを警戒していただけですが、私が立ち去るまでずっと見つめられていてかわいかったです。

ホテルは4人相部屋でしたが、皆さん大会参加するランナーさんなので、へんに騒いだり夜更かしすることなく、各自食事とか準備をすませて、20時前には消灯していました。

当日のスタートまで

当日は、朝2時に起きて、ホテルの大浴場で目覚めのシャワーを浴びました。みなさん夜に入浴していたのか、私一人の貸し切り状態でした。大浴場ですが、湯舟には入らず、シャワーだけ使うというぜいたくな使い方をしてやりましたよ。

ホテルが2時から朝食を用意してくれていたので、シャワーのあと2時30分ごろにいただきました。

その後、3時30分に会場の富士北麓公園にバスで移動し、着替え（ほぼホテルで済ませていた）、荷物預け、トイレを済ませて、スタートブロックに整列しました。

私は100kmの部・第2ウェーブだったので、4時45分スタートでした。

会場到着から1時間ちょっとでしたが、前日に下見をしていたこともあって、スムーズに準備できました。

また、会場に設置されていた大会パネルは、記念撮影をする方で長蛇の列でしたが、これも前日に会場に訪れて撮影しておいたので、混雑を回避できてよかったポイントです。

スタート～レース中

スタートから30kmくらいまでは、飛ばし過ぎには気を付けて、エイドや信号待ちを含めても6分～6分30秒/kmで走るようにしました。

33km地点くらいから富士北麓公園に戻るところは長い上りになっているので、ここでは体力を温存するために歩きを多めにいれて、8分～9分/kmくらいで行きました。

40km地点くらいからは長い下りになるので、そこでは変にブレーキをかけず、6分/kmを切るペースで自然と出せるスピードで駆け下りました。

42.195km地点の通過は5時間を少し切るくらいでした。

50kmくらいまでは練習の成果もあって（？）、ほぼ目標どおりのペースで進めました。50～60kmくらいにかけては、じわじわと疲れがたまってきて、だいぶペースが遅くなりました。第3関門でもある足和田出張所あたりの激坂はほぼ全部歩きました。

私の個人的な考えですが、「エイドの休憩はなるべく短くして補給は歩きながらする」「上り坂など走れないときは歩いてもいいから進み続ける」、この２つがトータルでタイムを短くするポイントだと思います。なので、スタート前から上りは歩いていいから他で頑張ると決めていたので、歩いているときも焦りはありませんでした。

60～70kmあたりは、脚の疲労も少し回復して、わりと走れていました。途中のエイドにあった吉田のうどんは最高に美味しかったです。

71.7km地点の第4関門・旧精進小学校の通過時点では、たしか関門時間より50分程度余裕がありましたが、西湖から精進湖に向かう道が下り基調だったので、帰りは上りということに気づき、この時点での脚の疲労具合を考えると、けっこう制限時間以内の完走が厳しいかもしれないと気持ちは焦っていました。

70～80kmは、やはり上り坂は全く走れず、体力的にも精神的にもキツイ時間帯でしたが、上りは歩いて走れるところだけ走ればOKと自分に言い聞かせて前に進み続けました。

このあたりから食欲がなくなり、食べるのがつらかったですが、エネルギーは明らかに足りていないと思い、なるべく食べられそうなものを選んで食べるようにしました。吉田のうどん（2回目）はしっかり食べましたけどね。

マラソン中に食べたのは今回初めてでしたが、ハイチュウグレープ味とキャラメル（黒糖味が一番美味しかった）が最後まで食べることができました。

80～90kmあたりは、ゴールまでの時間を計算するようになり、最後の激坂を全部キロ15分くらいであるいてもいいように貯金を作ろうと頑張りました。

90kmあたりで、いよいよ体力的にも限界になり、あと10kmは全部歩いてもゴールできる時間だったので、無理せず歩いて回復したら走る作戦に切り替えました。そして、ゴールまで走ることはありませんでした。。。

最後の10kmは雨も降ってきて、歩くのもつらいぐらいに疲労していましたが、なんとか制限時間の15分くらい前にゴールにたどり着きました。

参考までに私のタイムリストも載せておきます。

感想

今回初めてウルトラマラソンに挑戦して、無事に完走できました。達成感は半端なかったです。

チャレンジ富士五湖のコースは、本当に景色がよくて、レースでなくても普段の練習で走りたいなって思う場所がいくつもありました。どこも良かったですが、一番好きだったのは山中湖の周回ですね。（前半で元気だったからかな？）

エントリーしたときは、本当に完走できるかわかりませんでしたが、少しずつ練習を重ねて、当日は自信をもってスタートしました。

ただ、完走できたのは運がよかったのもあると思います。当日は比較的涼しい天気で走りやすかったですし、走っている最中の体調をくずすことなく助かりました。（フルマラソンでは後半に内臓系の不調になることがよくあります。）

来年もチャレンジ富士五湖に出るか、他のウルトラマラソンに挑戦するかはまだ決めていませんが、どれか１つくらいは来年も出てみようと考えています。